小学生と幼稚園生の子供がいます。
先日、歯科検診に行った時、過蓋咬合との診断を受け、矯正をすすめられました。過蓋咬合だと、顎関節症になりやすいと説明を聞きましたが、その他には、どんな問題があるのでしょうか?
又、まだ乳歯しか生えていない幼稚園児も今の時期に矯正する必要があるのでしょうか?
矯正のタイミングについて、適切な時期を教えて頂きたいと思います。
こんにちは、タニ矯正歯科クリニックの谷です。 ご相談によると2人のお子様は歯科の検診で過蓋咬合だと言われたとの事ですね。 過蓋咬合とは咬み合わせ(特に前歯部での)が深く、下顎を奥の方へ押しやってしまう場合が多いために顎関節症の原因にもなると言われている不正咬合の一つです。 不正咬合は一般的に 1.審美的 2.機能的(物を咬んだり発音をする事に対して) 3.精神的 に悪影響を与えると言われています。 特にお子様の様にこれから顎の成長もある方ですと、顎の成長や永久歯列の完成にも影響して来ます。 矯正治療を開始する時期は、その患者様の症状などにより異なって来ますが、多くの場合、上下前歯、あるいは第一大臼歯(6歳臼歯)が萌出した頃が多いと思われます。現在の不正を改善し、顎の正しい成長をうながし正しい永久歯列への交換、完成を目的として永久歯列完成までの時期に行なわれる矯正治療を早期矯正治療(第一段階矯正治療)とよび、私の所でもこの考えにもとずいて治療を進めて行っております。 また、その後の永久歯列での矯正治療を本格矯正治療(第二段階矯正治療)と言いますが、必要な方は次のステップで行なって行きます。矯正治療開始時期については先にも述べました様に患者様の状態により異なって来ますので、これについては矯正専門医の先生に御相談なさってください。 また、よろしけば御参考までに私の所のホームページの早期矯正治療(第一段階矯正治療)、本格矯正治療(第二段階矯正治療)と行なう2段階矯正治療とその症例を御覧下さい。 |
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日本矯正歯科学会 認定医・指導医 院長 谷 世志昭
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