中学生の娘がいますが、歯並びが悪く治してやりたいのですが、装置が気になるとか、治療の期間が長いとか、痛いのではないかとか、なかなか治療をしようとしません。
 最近は色々な装置があるみたいで、コマーシャルしている様ですが、どうですか?親としては何とか治してやりたいのですが。

 こんにちは、タニ矯正歯科クリニックの谷です。
 最近、時々貴方の様なご相談を受けます。
 矯正治療は現在、口蓋列や顎変形症を除いて自費治療になりますが、それでも子供さんのために治してあげたいと言う親御さんの見識の高さと気持ちには心うたれます。
 ただ、その親の思いが伝わらない子供さんがいるのはとても残念です。
 私の所にご相談に来られたその様な子供さんに“世の中には治療を受けたくても色々な理由から受けられない人もいるのだから感謝しないといけないよ。装置とか治療に対する貴方の希望もあるだろうから、それは話し合って可能な所は希望にそえる様にしましょう。だけど全部は貴方の思う様にはいかない所もあるよ。悪い状態を治して正しくする治療をするのだから。”と言っています。
 現代は色々な情報が氾濫しており、ともすると自分にとって都合のよい情報ばかりを取ってしまう方が多い様です。
 矯正治療においてもそうで、審美的にも、期間的にも、痛みもなどと言った情報が流れている様ですが、人の顔も十人十色と言う様に患者さんの状態や治療に対する対応なども人により異なって来ますから、全ての人にパーフェクトな装置などなく、各々の人に、症状にあった治療法、装置を使用しなければ本当の意味で良い治療は出来ません。例えば、そこを無理やり見えない装置でとか治療してしまいますと治療の効果が良くないばかりか、歯や周りの組織にとって良くない結果を及ぼしてしまったりします。これでは、せっかく治療をしてもだいなしです。
 ですから、やはり信頼の出来る矯正専門医の先生に御相談をされて、その結果を聞き、その時に患者さん本人の希望(例えば出来るだけ目立たない装置とか)を述べて出来るだけ希望を入れられた良い方法、装置を利用して治療を受けられるのが良いと思います。
 “良薬は口に苦し”と言いますが、何もかも患者さんの望む様な治療法、装置があれば良いのですが、現在の所それはまだありませんので何かは少し我慢しなければなりません。ただそれはずっとではなく治療の期間だけなのですから、その結果、得られる物の方がはるかにスバラシイのですから、治療を受けられる幸せを感じ、親に感謝して親子ともに頑張って治療により得られる喜びを手に(ステキな歯並びに)して欲しいと思っています。私はそのお手伝いをさせて頂くだけです。
 毒は使い様によっては薬にもなる。ハサミも使い様といいます。どんなすばらしい装置も使い方によっては良い結果は得られません。お子様は、もう中学生です。そこのあたりの事をハッキリと自信を持ってお話しになられたらよいのではないでしょうか。
 最近は、大人の方、治療を受けようとする御本人ですら、そこのあたりの事が分っていない方が時々おられる様です。希望は希望で、それはそれで良いのですが、それですべてやってしまうと大変な事になってしまします。良くない結果が出てしまってからでは、歯の場合、取り返しつきません。そこのあたりの事をよく御相談の時に話してみて、良い方向にお考えになられてはいかがでしょうか。

 先ずはお電話下さい。お待ちしております。
 タニ矯正歯科クリニックは、そんな貴方を応援しています。
 TEL 06-6643-1187


機能的・審美的に優れた本格矯正治療を皆様に!


矯正歯科 大阪 タニ矯正歯科クリニック
日本矯正歯科学会 認定医・指導医 院長 谷 世志昭
大阪市浪速区難波中2-8-91 中川ビル2F
難波駅スグ(南海本線,近鉄,地下鉄各駅より4号・5号出口)
TEL.06-6643-1187(予約制)
診療時間 月・火・水・土・日:午前10:0013:00 午後14:0019:00 休診日 .木・金・祝