子供の頃(中学2年の頃)にオーストラリアで矯正治療を受け、ブラケットが外れた段階で日本に帰国し、日本でリテーナーを作りましたが高校受験で忙しくつけるのを忘れていたらあっという間につけられなくなってしまいました。
現在上の前歯が出っ歯になっているため悩んでいるのですが、上の前歯の左側の歯根が歯茎から盛り上がって出てきている状態です。これは小学生の頃に前歯が生えてこないので調べたところ上下が逆さまになっていたらしく部分矯正で歯を引っくり返して出しました。そのため歯根が曲がり、骨からでている状態のようです。
この歯根が出ているがため、前回の矯正ではこれ以上前歯を奥に引っ込めることはできないと言われたのですが、前歯の出具合が年々ひどくなってきている気がするので気になります。
ちなみに大学病院でこの歯根を調べてもらったところ神経も生きていて特に膿んでいたりもせず、ただ曲がっているだけの健康な歯である、とのことでした。
以前矯正をしたことがあるので上2本、下2本が抜かれている状態です。さらに下は前歯がもともと1本足りない状態にあります。
ある矯正歯科の先生には上下の歯の本数が合わないこと、そして上の歯根が出ているので歯の矯正力があまりよくないことから歯根がでている前歯を抜いてしまい、その左となりの歯を前歯と見立てて
将来的には歯の大きさが合うようにかぶせものをした方がいいだろうといわれました。
別の先生には上下の歯の本数が合っていないのはそんなに大きな問題ではなく、すでに5本足りない状態なのでこれ以上歯は抜かないで矯正をしたことによって上の前歯の歯根が出てくるなら歯根を切ってしまいましょう、と言われました。
私としてはできれば前歯は抜きたくないのですが、歯の本数が上下で合わないことは大きな問題ではないのでしょうか?
矯正が終了した後にまたもとに戻ってしまわないか心配です。
こんにちは、タニ矯正歯科クリニック院長の谷 世志昭です。
お悩み相談のご利用ありがとうございます。
大変な治療の経過をたどってこられた様ですね。ではまず整理してみたいと思います。
(a)小学生の時に前歯が骨の中で逆転していた(逆生歯)の処置は正しかったと思います。ただ、逆生歯の場合もとももと歯根が釣り針状に曲がっていたりする場合も多く歯を移動する事じたい難しく抜歯される場合も多いと思われます。
また、歯冠が正しい位置に並んでも歯茎の表に歯根が出っ張った様な状態になる事があります。この場合とくに症状が無ければそのまま様子を見ながらと言う事になります。
また、症状が出たり、出てきた場合はその時点で神経を抜いたり、抜歯をする事になるでしょう。ただ、症状が無くても歯根の出っ張りが気になる場合は尖端を切除して神経の処置をする場合もあるでしょう。
ただ歯を抜いた場合そのスペースをどうするかと言う事になります。
(1)矯正治療後そのスペースを前後の歯にもたせたブリッジにする
(2)後ろの歯を前に移動して形を修正する(この場合後ろのスペースの問題があると思います)
(3)スペースにインプラントを植立する
などが考えられます。
(b)歯の数の問題
先天的に歯の数が少ない事も時々見られます。この場合欠損している場所にもよりますが、矯正治療によりバランスの良い位置に咬ませ上下の歯の数が同数でない状態で終了する場合もあります。また貴方の場合、以前の矯正治療ですでに上下4本の歯を抜歯されたとの事ですので欠如歯を含めると現在5本の歯が少ない状態ということになります。
以上の事から貴方が今気にされている上の歯の前突の改善のためには、基本的にはこれ以上歯を抜くのは好ましくないと思われます。ただ、引っ張り出した逆生歯の歯根の問題からその歯を抜く事も必要になるかもしれません。
文面からだけでは気にされている前歯の突出の度合やそれが起っている原因などははっきりしませんが、矯正治療に関しては色々な制約があるケースだと思いますので専門医の意見とあなたの希望を考え合わせてご相談の上治療方針を立ててもらっては如何でしょうか。
また、動的治療後の保定は大切ですのでリテーナーなどを指示どうり使用する事が後戻りをさせないためにも大切です。
お問い合わせは
矯正歯科 大阪
日本矯正歯科学会 認定医・指導医/院長 谷世志昭
〒556-0011 大阪市浪速区難波中2-8-91 中川ビル2F
アクセス 難波駅スグ(南海本線,近鉄,地下鉄各駅より4号・5号出口)
TEL.06-6643-1187(予約制)
診療時間.月・火・水・土・日:午前10:00~13:00 午後14:00~19:00
休診日.木・金・祝
機能的・審美的に優れた本格矯正治療を皆様に!
土日も診療。お勤め帰りに便利と評判です。
現在上の前歯が出っ歯になっているため悩んでいるのですが、上の前歯の左側の歯根が歯茎から盛り上がって出てきている状態です。これは小学生の頃に前歯が生えてこないので調べたところ上下が逆さまになっていたらしく部分矯正で歯を引っくり返して出しました。そのため歯根が曲がり、骨からでている状態のようです。
この歯根が出ているがため、前回の矯正ではこれ以上前歯を奥に引っ込めることはできないと言われたのですが、前歯の出具合が年々ひどくなってきている気がするので気になります。
ちなみに大学病院でこの歯根を調べてもらったところ神経も生きていて特に膿んでいたりもせず、ただ曲がっているだけの健康な歯である、とのことでした。
以前矯正をしたことがあるので上2本、下2本が抜かれている状態です。さらに下は前歯がもともと1本足りない状態にあります。
ある矯正歯科の先生には上下の歯の本数が合わないこと、そして上の歯根が出ているので歯の矯正力があまりよくないことから歯根がでている前歯を抜いてしまい、その左となりの歯を前歯と見立てて
将来的には歯の大きさが合うようにかぶせものをした方がいいだろうといわれました。
別の先生には上下の歯の本数が合っていないのはそんなに大きな問題ではなく、すでに5本足りない状態なのでこれ以上歯は抜かないで矯正をしたことによって上の前歯の歯根が出てくるなら歯根を切ってしまいましょう、と言われました。
私としてはできれば前歯は抜きたくないのですが、歯の本数が上下で合わないことは大きな問題ではないのでしょうか?
矯正が終了した後にまたもとに戻ってしまわないか心配です。
お悩み相談のご利用ありがとうございます。
大変な治療の経過をたどってこられた様ですね。ではまず整理してみたいと思います。
(a)小学生の時に前歯が骨の中で逆転していた(逆生歯)の処置は正しかったと思います。ただ、逆生歯の場合もとももと歯根が釣り針状に曲がっていたりする場合も多く歯を移動する事じたい難しく抜歯される場合も多いと思われます。
また、歯冠が正しい位置に並んでも歯茎の表に歯根が出っ張った様な状態になる事があります。この場合とくに症状が無ければそのまま様子を見ながらと言う事になります。
また、症状が出たり、出てきた場合はその時点で神経を抜いたり、抜歯をする事になるでしょう。ただ、症状が無くても歯根の出っ張りが気になる場合は尖端を切除して神経の処置をする場合もあるでしょう。
ただ歯を抜いた場合そのスペースをどうするかと言う事になります。
(1)矯正治療後そのスペースを前後の歯にもたせたブリッジにする
(2)後ろの歯を前に移動して形を修正する(この場合後ろのスペースの問題があると思います)
(3)スペースにインプラントを植立する
などが考えられます。
(b)歯の数の問題
先天的に歯の数が少ない事も時々見られます。この場合欠損している場所にもよりますが、矯正治療によりバランスの良い位置に咬ませ上下の歯の数が同数でない状態で終了する場合もあります。また貴方の場合、以前の矯正治療ですでに上下4本の歯を抜歯されたとの事ですので欠如歯を含めると現在5本の歯が少ない状態ということになります。
以上の事から貴方が今気にされている上の歯の前突の改善のためには、基本的にはこれ以上歯を抜くのは好ましくないと思われます。ただ、引っ張り出した逆生歯の歯根の問題からその歯を抜く事も必要になるかもしれません。
文面からだけでは気にされている前歯の突出の度合やそれが起っている原因などははっきりしませんが、矯正治療に関しては色々な制約があるケースだと思いますので専門医の意見とあなたの希望を考え合わせてご相談の上治療方針を立ててもらっては如何でしょうか。
また、動的治療後の保定は大切ですのでリテーナーなどを指示どうり使用する事が後戻りをさせないためにも大切です。
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矯正歯科 大阪
日本矯正歯科学会 認定医・指導医/院長 谷世志昭
〒556-0011 大阪市浪速区難波中2-8-91 中川ビル2F
アクセス 難波駅スグ(南海本線,近鉄,地下鉄各駅より4号・5号出口)
TEL.06-6643-1187(予約制)
診療時間.月・火・水・土・日:午前10:00~13:00 午後14:00~19:00
休診日.木・金・祝
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