矯正治療開始にあたっての親不知の抜歯について
 現在アメリカに在住しています。
 先日、クリーニングで訪れた近所の歯科医でInvisalignを見つけ、前歯4本が叢生で若干前に出ているため、相談してみたところ、歯はすべて残したまま矯正可能だと言われ、型取り、全体のX-RAYを取り終えました。
 ところが、今日になって「会社(アライン社)から親不知を上下4本すべて抜歯したほうがよい。抜かなくてもできるが、抜いたほうがよりよい。自分で決めてください。」と言われました。
 私の親不知はきちんと生えそろっており、健康な歯をできれば抜きたくはないのですが、一般歯科医であるため、経験があまりないらしく明確な返答が得られません。
 そこで質問なのですが、矯正前の親不知の抜歯というのは一般的に必需なのでしょうか?よろしくお願いいたします。

 こんにちは、タニ矯正歯科クリニック院長の谷 世志昭です。 
 お悩み相談のご利用ありがとうございます。
 最近親知らず(智歯)が正しい位置に出ずに埋伏していたり、横を向いていたりする方が多く、矯正治療の前、あるいは後に抜歯することが多くなっています。これは本格矯正の場合も同じです。
 invisalignの場合は装置の特性上歯牙のコントロールに関しても本格矯正ほど大きく、正確にコントロールすることが難しいと思われます。現在萌出している智歯がどのような状態かははっきりと分かりませんが、そのような理由によるのだと思います。
 近年高齢化社会になって歯の大切さがさけばれ一本でも多くの歯を残したいと考えられるようになりました。ですから、智歯であっても良い状態で萌出しているのであれば残すように私の場合はしています。ですから、貴方の現在の智歯の状態によります。
 智歯による矯正治療(invisalignによる)への影響の理由とそれによる治療成績にあると考えます。ですから、そこのところをもう一度お聞きになられて判断されては如何でしょうか。場合によっては一度矯正専門医にご相談されても良いかもしれません。


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日本矯正歯科学会 認定医・指導医/院長 谷世志昭
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